YouTubeで動画が見られない時の対処法を、以前紹介したよね?
参照:パソコンでYouTubeが見れない!よくある原因&解決法まとめ
それでも解決できなかった時や、解決はしたけど、結局原因は何だったの?と、ふと心配になる事が人間にはあるそうだ。
『もしかして、ウイルスに感染して動画が見られなくなったんじゃ…』ってね。
そこで、ウイルスが原因でYouTubeが見れないことがあるかどうかについて
まとめてみたよ。
目次
関連ありそうな、過去のウイルス感染事例
その1:security toolという偽セキュリティーソフトから感染した例
2009年の9月頃に、
「security tool」というPCウイルスが猛威を振るったことがあるんだ。
◆「Security Tool」とは何か?
「Security Tool」とは2008年頃から発生している偽セキュリティソフトで、さまざまなソフトウェアのバグやセキュリティホールを突いて強制的にWindowsにインストールされ、既にインストールされているセキュリティソフトを無効化、さらに場合によってはタスクマネージャや右クリックメニュー、ネットへの接続も無効化します。そして「ウイルスに感染している」「多数のウイルスを検出した」というような意味のウインドウを表示し、「これらのウイルスを駆除するには有料版にアップデートしなくてはならない、このフォームにクレジットカード情報を入力せよ」と促すという悪質なマルウェアです。
出典:GigaZine
つまり、「ウイルス発見したから駆除するために金払え」
って言ってくる、ウイルス対策ソフトのフリをしたウイルスだ。
通常の操作も無効化してくることもあるからタチが悪いね。
そして、これによって、様々な大手サイトがウイルスに感染したんだ。
<経緯>
2010年9月24日21:30頃から25日1:30頃にかけて、株式会社マイクロアド社のサーバーに改ざん攻撃がありました。その影響でマイクロアド社から広告配信を受けていたGIGAZINE、毎日jp、PCWatch、ケータイWatch、スラッシュドット・ジャパン、みんなの株式、食べログ、みんカラなどのサイトを閲覧していたユーザーの一部が、偽ウイルス対策ソフト「Security Tool」(ファイル名:update.exe0925、G Dataにおけるウイルス名:Trojan.Generic.KD.41222)に感染しました。
出典:CNET.JAPAN
これは、広告配信サーバーが改ざんされたことで、ニュースサイトのバナー広告に、
「ウイルス対策ソフトのフリをしたウイルス」の広告が出されてしまったということだ。
つまり、こういった広告だね↓キミも一度は見たことはあるかもしれない。
スパイウェアが検出されました と google画像検索 すると、
こういった広告の画像が沢山みつかるから、ダマされないように一度見ておくといいよ。
こういう広告に騙されて、
一部のユーザーがウイルスをダウンロード・インストールしてしまったんだ。
このウイルスは、中にはJavascriptやFlashPlayerに不具合を起こさせる種類もあって、
この時期にYouTubeがどうしても見られなったのは、
これら、動画を見るために必要なソフトが不具合を起こしたからではないか?
って、声が沢山出たんだね。
もし、このウイルスに感染してしまったら?
幸いにも、このウイルスは、すぐに対処されているんだ。
そして、実際にこのウイルスが原因でYouTubeが見れない、という
決定的な報告は無かったそうだよ。
その2:偽FlashPlayerが流行した
2014年6月に、FlashPlayerを開発しているアドビシステムがこんな報告をしたんだ。
【速報】弊社Adobe Flash Playerの更新サイトに酷似したページから悪意のあるプログラムをインストールしようとするページの報告が入っています。正しい更新ページはこちらです。 http://t.co/qtXp8cDHBa お間違えのないようご注意ください。
— アドビ サポート担当 (@AdobeSupportJ) 2014, 6月 19
これは、偽FlashPlayerの更新をダウンロードさせようとするもので、
ダウンロードしようと実行ファイルをクリックをすると、
色んなファイルやソフトがPCにインストールされてしまうんだ。
かといって、特にそれで何かが起こるわけではない。
どうやら、VLC media playerをインストールさせることで報酬を得る目的らしい。
でも、何も起こらないといっても、何かが起きてからでは怖いよね。
偽FlashPlayerと本物を見分けるには?
①偽物ページは日本語が変。
本物も、翻訳されるとやや日本語が変なんだけど、偽物はページの左下に
「もっと速くて性能は良いとなります」というちょっと違和感ある日本語文がある。
②偽物は、ページ中央に「McAfee(マカフィー)」のロゴがない。本物にはある。
まずは、第一段階で、この2点で見分けがつく。
怪しいなと思ったら、そのページを一旦閉じて、
アドビのホームページでFlashPlayerの最新版についてをチェックしよう!
その3:FlashPlayerのセキュリティー欠陥
どういう事かというと、FlashPlayerにはセキュリティーの欠陥が良く出現してしまう。
それを修正して、最新版をたびたび公開しているんだ。
なのに、中には更新のお知らせが多くて、ついつい後回しにしたり、
ま、いいか!って更新をしないで旧バージョンを使っている人もいる。
その結果、ウイルス感染してしまうんだよね。
FlashPlayerは更新を怠らないように!
多い時は頻繁に最新版が公開される。
メンドクサイなんて言わずに、ちゃんと最新版をインストールしないといけないよ。
編集後記
どうだったかな?
そう!殆どが動画を見るためのソフトに関連するケースなんだよ。
YouTube動画を見る為に必要なソフトや、
その動作に関わるセキュリティーソフトにウイルスが絡んでしまうから、
結果として動画も見られなくなってしまうってことなんだね!
簡単にまとめれば、
ウイルスが原因で、動画に関連するソフトに不具合が起こり、
YouTubeが見られなくなる、ということが、あり得るということ。
ウイルスは、どんなタイプでやってくるか解らないし、
感染しても表向きには気づかないタイプもある。
人間もパソコンも魔法が使えないから、
セキュリティーはシッカリやっておきたいね!