YouTubeを見ていて、再生回数のカウント数を気にしてみている人は
どれくらいいるんだろうか?
自分で動画を投稿していて、そのアクセスや再生回数、
広告収入の管理をしている人はチェックしているだろうね。
この再生回数だけど、ちらほらと疑問や噂が飛び交っている。
そこで今回はYouTubeの再生回数に関する疑問についてまとめていこうと思う。
目次
疑問1:収益化設定した場合の1再生あたりの収益はいくら?
YouTubeが、動画に広告を貼って収入を得ることができるようになってから、
1再生いくらになるのかは常に話題としてあがってくるよね。
これから収益化に設定したい人は特に気になる疑問じゃないのかな。
色々調べるとわかると思うけれども、実際に収益を得ている人それぞれで
発表している金額にはバラつきがある。
これにはまず、実際の数値をGoogleアドセンス側が明記、発表していないのが理由の一つ。
さらに、
広告で得られる収入のシステム上、バラつきは必ずあって当然なのが理由でもある。
どういうことか。
まず広告を出す企業の立場でいえば、「入札」というシステムで広告代金を設定する。
例えば同じ時期に、同じ業種が広告を出したいとしよう。
競合が増えれば必然的に単価を競り上げていくし、
競合がなければ比較的低い単価でも広告を出すことができるってことだ。
買い手が沢山いるかいないか、まさに ”せり” だね!
そして、動画に広告を貼り付けて収入を得るユーザー側のシステムは、
よりチャンネルや動画が再生されたりしている影響力のある動画には
1再生あたり0.5~0.8円ほどになることもある。
ただし、影響力の低い一般のユーザーの動画の場合は0.1円程度と言われているんだ。
これは季節にも影響する。
12月にはクリスマスや年末年始で、国民の消費活動も上がる。
こういった時期になると企業はこぞって広告を出すよね。
そうすると、競合が増える。結果、広告単価が上るというわけだ。
で、クリスマスや年末年始を過ぎれば当然、広告出稿が少なくなっていく。
企業だって、年中広告費を莫大に払っているわけではないからね。
より、効果的な時期に、効果的な方法で広告費用を使うのは当然だろう。
企業側の広告出稿率と、広告を貼る側の動画の広告単価(価値)で
同じユーザーでもクリック単価は変動している。
なので、1再生あたり概ね0.1~0.8円程度ではないかと予想されるね。
疑問2:自分で再生回数カウントを水増しすることは可能?
キーボードの上の方にあるF5(更新)キーを使うと、
ブラウザなどがリロードされる。
この方法を使えば、再生回数も増える……と噂された時期があるんだ。
本来は、同じIPアドレスでの再生や訪問カウントというのは
初めの1回しかカウントされないのが常識だ。
リロードではカウントされない。
下手にF5キーを連打して、不正行為とみなされたら最悪はアカウント削除だ。
詳しい解説については、YouTube:ツール/ソフト/F5連打等で再生回数増やせる?
という記事を別途作っておいたから参考にしてみてほしい。
疑問3:動画再生回数が減ることがあるのはなぜか?
YouTubeの動画管理・アナリティクス画面で、再生やユーザー動向などがチェックできる。
ここを見ていて「あれ?カウント数が減っている!」とびっくりした経験はないかな?
これには、きちんとした理由があるんだ。
不正な再生回数があったから
2012年に4億回を超える驚異の再生回数をたたき出していた韓国のアーティストがいる。
そのPV動画が突然100位圏外に落っこちた。
これがきっかけで、先ほどの「F5キー連打」などの裏工作が存在することを
世間が認識してきたし、色々な方法が噂されてきたんだ。
Googleは正しい再生カウントによる数字なのかどうかを検証していて、
その”不正” が発覚すると、
不正分のアクセスや再生カウントがゴッソリ削除されるんだ。
これが、再生回数の減少のからくりなんだね。
ところが、
不正はしていないのに少量ではあるけど再生カウント数が減っていることもある。
それは次のような理由だ。
Googleアナリティクスの表示のからくり
YouTubeでは再生カウントとして自動再生(埋め込みなど)はカウントされない。
また、動画が再生された時間でカウントするようになっていて、
ただページが表示されたとか、
数秒でページ移動された場合はカウントされないことになっている。
YouTubeのアナリティクス画面で、ページが表示されたり
とりあえず動画が再生された場合のカウントとしては変わらないけれども、
実際に正しいカウント方法でカウントされた数字を表示していることから
この”表示のカウントの違い” が生じているわけだ。
YouTube では常に視聴回数を検証しているため、その結果として視聴回数が調整される可能性があります
1クリック(1再生)1円などで、再生回数水増しを商売にしている業者もいて
不正クリックや不正再生に対して、Googleは厳しく監視している。
不正はやめるべきだと、肝に銘じておこう。
疑問4:一人が繰り返し再生した場合、再生回数は増える?
先ほどのF5キー連打の話でも触れたけど、
同一IPからの再生は最初の1回しかカウントされないんだ。
たとえシークレットウインドウにしていようと、
ログアウトで視聴しようと、
インターネット接続のIPアドレスで判断されるから意味がないんだね。
まあ、頑張れるとしたら、
自宅のパソコンで1回、スマホなどパソコンと違う接続を使って1回、
ネットカフェなどや公衆wifiを渡り歩いて1回づつ……。
自分でできるのは限られた再生回数の水増しだ。
それよりかは、友達やSNSに動画を広めたり、
動画を正当な宣伝方法や対策で広めて再生回数を稼ぐのが早道だと思うよ。
疑問5:再生回数が301回で止まってしまうのはなぜ?
再生回数301というワード、今は改正されて見かけなくなったけど、
未だに耳にする機会はあると思うから説明しておこう。
人気チャンネルの動画などで、動画の投稿から短期間で急激に再生回数が伸びると
再生回数の表示が301回で止まってしまう現象のことだ。
これは、それこそF5キー連打などの手動をはじめ、
ボットなどによる自動での不正なアクセス回数の水増しを防ぐための仕組みなんだ。
再生回数を一旦、301回のところで保留状態にしておいて、
各再生回数が不正なものでないかチェックをして、
改めて再生回数を表示するようになっていたんだよね。
正しい再生回数が表示されるまでに数時間~1日までの時間がかかっていたらしい。
こういったシステムだったころは、301で止まっているカウントを見つけると、
興奮さえ覚える人もいたようだ。
ものすごい人気の動画だということと、実際の再生カウントが早く見たい……と、
羨望のまなざしが向けられていたんだね。
ある程度の再生回数があってからまとめチェックを行っていたところから
全ての再生回数をリアルタイムにチェックできるように変わった今、
二度と見ることができない、ある意味レアな現象が301現象なんだ。
まとめ
どうだったかな?
再生回数の疑問はスッキリ解けただろうか?
YouTubeは頻繁に仕組みが変更しているけれども、
それは使い勝手の向上と、セキュリティーや不正への対応なんだね。
- 動画の収益化設定をした場合の1再生の収入単価はバラつきと変動があるが、概ね1再生あたり0.1~0.8円の間が多いらしい
- 自分で再生回数を水増しするツール、業者、方法は存在するがGoogleの監視でカウントされないので実質は不可能
- 動画再生回数が減るのは、不正カウントが見つかった場合にそのカウントを差し引いたり自動再生などでカウントされない再生カウントなどを調整しているから。
- 一人がリピート再生してもカウントは増えない。同一のIPアドレスでは最初の1回しかカウントされないことになっている。
- 今はリアルタイムの不正カウント監視体制だが、以前は急激に増えたカウントに対しては、300回あたりで一旦保留し、不正などの真意を突き止めていたため、再生回数301現象という現象があった。
まとめると、こういった回答だね!
再生回数に一喜一憂するのは、広告を貼り付けて収益を得たいユーザーはもちろん、
世に注目されたいミュージシャンや芸人などだけでなく、
投稿するユーザーは自然と気にせざるを得なくなる、動画の人気のバロメーターだ。
本当の意味でのバロメーターであり続けないと、
動画の人気度を測る術もなくなってしまう。
不正をしないで、みんなが純粋に楽しめるように協力していかないといけないね!