YouTubeの動画の著作権について、僕も講座で色々書いてきたけど、
そもそも、著作権違反の違法動画が全て削除されちゃえば、
視聴者も、これは違法なのかどうかって悩まず済むのにね!
って思った人、沢山いるんじゃない?

何で、違法動画が相変わらず視聴できちゃうんだろう?
通報されたり、逮捕はされてないの…?

そんな疑問について解説するよ!

違法動画や著作権違反の動画を判定するのは誰?

YouTubeでコンテンツ的にアウトだとされている動画や、
著作権の問題で違反に当たる動画は、どうやって調べているんだろう?

僕の記事にもちょっと説明したことがあるよね。
YouTube:著作権違反の違法動画で広告収入受け取れる?

著作権侵害の検証システム『ContentsID』などがそうだ。
YouTubeによると、このシステムで99%は判定できるそうだ。

その分やたらと誤解判定も起きることもあって、
一般ユーザーにはちょっと迷惑に思われていることもあるらしいね。

もしくは、多くのきっかけとなっている『著作者からの削除申請』だよね!

でも、これだけ多くの動画があるんだ。
システムに引っかからなかった動画もあれば、著作者が黙認しているか、
そもそも動画として投稿されている事実を知らないケースもある。

そういった理由で、
著作権違反をしているのに削除されず視聴できる動画が存在するんだ。

そして、もう一つ。こんな理由がある。

ContentsIDで違反動画から著作者は収益を得ることが出来る

YouTube(Google)が著作者に著作権違反動画を通知した際、
著作者側は2つの選択方法がある。

違反動画の削除を希望するか、
その動画に広告を掲載し、広告収益を得る方法だ。

ただでさえ著作物の使用料が正当に回収できない時代だから、
著作者としては、この不正使用による広告収益システムは有り難い場合もあるそうだね。

もちろんYouTubeは、ユーザー数を考えれば大きな利用価値もあるってもんだ。

このContentsIDには各国で5000以上の著作権所有者が参加していて、
すでに不正使用による広告掲載システムは、過去7年間で10億ドルが支払われている。

通報されて逮捕はされないの?

YouTubeにアニメ・ドラマ・映画を違法にアップロードして、
逮捕されたという事例はいくつかある。

しかしながら、ContentsIDに参加していない著作者の動画は、
上記のことから、悪運強く見つからない場合もある
結果、アップロード者が通報されずに、逮捕されることもない。

そして、ContentsIDによって違反が見つかった動画も、
著作者が広告掲載で収益を得る方法を選んだ場合、
その動画は存在し続けることができるんだ

さらには、違法アップロードを見つけたからといって、著作権者が告訴するといっても、
手続きに手間やお金がかかって、割にあわないということもある。
そういう場合は、違法アップロード動画が黙認されるということもあるんだ。

 

アニメやドラマを全話まるごとアップロードしてるとか、
よほどの悪質性がないと警察が動くまでに至りにくいのが現状なんだ。

「見せしめ」的に逮捕するようなケースはあったりするけどね。

編集後記

どうだったかな?
著作権違反の動画が存在している大きな理由として2つ挙げたけど、
わかったかな?

安心してYouTube動画を楽しみたいユーザーのためにも、
違反動画や違法動画のアップロードはやめてほしいもんだよね!