YouTube動画を見ていると、
動画のタイミングに合わせてリンクなどが出てくる四角い枠があるよね?
最近見るようになったけど、あれはいったい何だろう…?
って思っている人もいるんじゃないかな?
そこで今回は、新たに追加された「カード」機能について解説していくよ。
目次
YouTube新機能”カード”って何?
2015年3月17日に、「将来的にアノテーションの代わりとなる機能」として
新たに追加された「カード」機能。
動画を見ていたら結構目にしているはずなんだけど、
再生中の動画の画面上に情報をカード形式で表示する機能で、
動画の内容やチャンネルに関連するサイト情報、商品の宣伝、
クラウドファンディングなどによる資金調達を可能にする機能だ。
今までは「アノテーション」という機能として使われていたんだけど、
将来的に「カード」が主流になるとされている。
用意されているのは以下の6種類のカードだ。
- 商品紹介カード
クリエイターや企業などチャンネル登録者がライセンスを持つ商品を
動画の中で直接宣伝できたり、
YouTubeで承認されているサイトの商品を紹介することが出来るカード。
- 資金調達カード
YouTubeホワイトリストに登録されたクラウドファンディング(資金調達)サイトを利用してプロジェクトと視聴者を直接結び付けることができる。
- 動画カードまたは再生リストカード
視聴者が関心を持ちそうな他の動画や再生リストにリンクできる。
動画内の特定のタイミングや、再生リストの個々の動画にリンクすることも可能。
- 関連webサイトカード
カードと関連のウェブサイトを直接リンクできる。
- 視聴者ファンディングカード
視聴者が動画ページ上で直接金銭を寄付することができる機能。
いわば、YouTube内でのクラウドファンディング。
- チャンネルカード
視聴者に紹介したい、自分以外のチャンネルにリンクできる。
YouTubeは世界第2位の検索エンジンとも言われているくらいユーザーも多いから、
カード機能は効果的に宣伝や集客ができるツールなんだよ。
カードの使い方:基本の使い方
便利なカード機能を早速使ってみよう!まずは動画の編集ページへいくよ。
動画の右の「編集」をクリックするか、「編集」の右の▼から「カード」を選択する。
編集ページの上部の「カード」タブをクリックする。
動画の下にタイムバーが現れて、自動で再生が進むから、
カードを挿入したいところで画像の右にある「カードの追加」ボタンをクリックするんだ。
すると、カードの選択が表示される。
タイムバーは手動で位置を調整できるから、自動再生されても慌てないで大丈夫だ。
カードは一つの動画に5つまで追加することができるから、
必要なカードを上手に使いこなしたいね!
では、今回は外部リンクとチャンネル登録カードの使い方を説明していこう。
カードの使い方:外部リンクの設定
1.関連ウェブサイトを有効にする
「カードの追加」ボタンをクリックして 「関連ウェブサイト」をクリックするよ。
商品紹介アノテーションや関連ウェブサイト アノテーションをまだ使用していない場合は、
ボタンが「有効にする」になっているから、
「有効にする」 をクリックして利用規約に同意しよう。
するとボタンが「作成」に変わったね!
では「作成」ボタンを押して…
YouTubeに自分のサイトを関連付けしてある人はURLを四角の枠に記入。
まだ関連付けしていない人は「設定」の文字をクリックすると
チャンネルのアカウント管理画面にジャンプするから、自分のサイトを登録するんだ。
では参考に自分のサイトを登録する方法を書いておくよ。
既に登録済みの人は、次の「3.」の項目へいこう。
2.自分のサイトを登録する
先ほど「設定」の文字をクリックしてアカウント管理の画面に進んだら、
左サイドバー「チャンネル」の「ステータスと機能」をクリックして、
一番上の「確認」をクリックする。
すると、アカウント確認の方法が表示されるから、
「電話の音声案内による確認」か「SMSの確認」か、どちらか好きな方を選択し、
必要情報を記入して「送信」をクリック。
届いた確認コードを入力して「送信」をクリックしよう。
無事に確認されたら、左サイドバーの「チャンネル」の「詳細設定 」をクリックして
新たに追加された”関連ウェブサイト情報”の欄に自分のサイトのURLを記入しよう。
記入後は、ページ左下の「保存」ボタンを忘れずにクリックしよう。
これで、ようやく関連ウェブサイトへのリンクを作成できる準備が整った!
3.関連ウェブサイトの情報を記入する
動画の編集ページで
「カードの追加」→「関連ウェブサイト」→「作成」の順に進んだところから再開だ。
3つの空欄を埋めていくよ!
「サイトのタイトル」、「行動を促すフレーズ」、「ティーザーへのテキスト」だ。
ティーザーというのは、指定した箇所に、指定した時間表示されるバーで、
こういったカードへのリンクのようなものだ。
特に「行動を即すフレーズ」や「ティーザーへのテキスト」は、
カードを見てもらうためや、カードからサイトへアクセスしてもらうための誘導部分だ。
興味を引く文章や、シンプルで解りやすい文章などなど、
色々工夫したい部分だね。
カードの使い方:チャンネルリンク
カードの機能に「チャンネルリンク」というものがある。
これは、例えば紹介したい自分以外のチャンネルへのリンクが貼れる機能だ。
例えば、作った動画の作成や素材提供に協力してくれたユーザーへのお礼のメッセージや、
グループ内、サークル内など、関連する動画を公開しているチャンネルを紹介するなど、
使い方は結構幅が広いようだ。
チャンネルリンクの作成方法は、
先ほどのカード追加画面の枠内の下「チャンネル」の作成ボタンをクリックすればいい。
でも、チャンネルリンクに自分のチャンネル登録を促すボタンが作れないのは残念だよね!
自分のチャンネルの登録を促したい・チャンネル登録ボタンを設置したい!
そんな場合は「アノテーション」から作成するしかない。
動画編集画面の上部「アノテーション」タブで
吹き出しタイプ・メモタイプ・タイトル・スポットライト・ラベルタイプ
から選択できる。
アノテーションとカード、リンクを貼れるという点で同じじゃないの?
何が違うの?
そんな疑問を持っている人のために、アノテーションとカードの違いについて
説明しておくよ。
アノテーションとカードは何が違うの?
アノテーションは、好きな場所に、好きな大きさで、好きな時間分リンクが貼れる。
色々なテキストだったり、外部リンク、画像リンクも貼ることが出来る。
ただし、スマホでは表示されないのが欠点。
一方カードでは、場所や形は決まっているんだ。
アノテーションの方が自由度が大きいけど、カードはなんといって
スマホでも表示されるのが大きなメリットだ。
YouTubeの利用者の半分はスマホなどのモバイルユーザーだから、
スマホでも商品やサイトへのリンクが有効に使えるのは嬉しいよね。
提携ショップや外部サイトへのリンクも簡単で、設置も簡単なんだ。
将来的にアノテーションがカードの統一される見通しということは、
カードで作っておいた方がいいかもしれないね!
まとめ
どうだったかな?
YouTubeでは、宣伝のためのツールがどんどん充実して、
サイトやブログとの連携も、簡単にできるようになっているよね。
- カードには6種類あって、動画編集画面で簡単に設定ができる
- 外部サイトリンク、商品リンク、関連ウェブサイトリンクは
貼れるサイトの種類に制限があって、アノテーションみたいに自由にリンクが貼れるわけではない - カードの大きさや表示される位置は決まっている。
- アノテーションと違って、カードはスマホでも表示される。
今の段階ではアノテーションとカードを上手く使い分けて、
自分のサイトへの誘導や、チャンネル同士の相互リンク、資金調達など
自分の活動にYouTube動画を最大限、利用していく事が出来るんだね。
ただ、アノテーションは2015年いっぱいで廃止される予定だから、
今後はこの新機能「カード」を中心に使っていくべきだね。