YouTubeなどの動画サイトからダウンロードしたmp3ファイルや、
元々PCに保存してあるmp3ファイルを、
PCやスマホで見てみると、文字化けしていることってあるよね。
ファイル名が「縺縺ェ縺�%�ュ怜譁喧縺代縺ッ縲∵悽.mp3」のように、
複雑な漢字や記号がメチャクチャに並んでたりする状態だね。
ファイルが増えた時に、一体なんの音楽だったかわからなくなるし、
せっかくのアーティストや曲名、カバー写真が反映されていないこともショックだ。
こういった文字化けの仕組みと、文字化けを解決する方法を解説していこう。
目次
文字化けは 文字コードの違い が原因
そもそもmp3音楽ファイルを再生する時に表示される
「タイトル名」「アルバム名」などの類は、ID3タグという情報として埋め込まれている。
このID3タグを入力する時の文字コードが、
日本語でよく使うShift_JISになっていると文字化けする確率が高いんだ。
他にも、タグの種類が原因で、文字化けも起こる。
英語圏のサイトやソフトで変換保存した場合に日本語などの全角文字が対応できない場合も
やはり、使用する文字コードが原因ってことなんだ。
しかも、厄介なことにID3タグといっても幾つかの種類がある。
覚えておくと今後便利だから、簡単に説明しておこう。
ID3タグとその種類について
まずはID3v1だ。
- もっとも広く対応されている形式
- 128バイトまでの入力サイズに固定されるから多くの情報は記録できない。
- 文字列には日本語を使用することができるけど、文字コードに関する定義がないので
互換性の面で問題が生じることがある。
次に、ID3v1.1だ。
- v1のコメント部分から2byte縮小して、代わりにトラック番号を記録できる
そしてID3v2だ。
- ID3v1を改良して、ほぼ字数制限を無くしたバージョン。
- 画像が含められるから、ジャケットカバー写真を表示できる
- Unicodeがサポートされ非常に便利になっている
- タグを記録するときに増えるファイルサイズがID3v1より大きいことや、
古いプレイヤーでは表示に対応していないものがある。 - 「ID3v2.2」「ID3v2.3」「ID3v2.4」という、ID3v2のメジャーバージョンが
存在する。ID3v2.4からは、文字コードとしてUFT-8のサポートが追加された
Unicodeも、UTF-8とUTF-16があったり、
ID3v1とID3v2も含めると、その組み合わせは増えてくる。
プレイヤーによっては、このタグが混在すると、
どれか一つのタグしか読み込まないので、どれに統一していいかも考えなくてはいけない。
そこで、まずはYouTube動画からmp3ファイルに変換する場合に
変換サイトの中でタグを付け加える方法での解決法から紹介しよう。
YouTube動画をmp3変換した時の文字化け対処法
例えば、YouTube動画をmp3に変換する場合に変換サイトを利用すると思うんだけど、
そのサイトに「タグ入力」ができる部分があれば、入力しておくんだ。
僕が紹介したmp3変換サイトの中でも、
dirpyやClipConverter.ccでは、ID3タグを入力できるようになっている。
概ね標準的に使われているタグになっているから、文字化けせずに表示できる確率も高い。
まずは、ここでタグ入力してから変換保存して、それでも文字化けする場合、
また、元々PCに保存してあるmp3ファイルが文字化けする場合は
次に紹介する方法の中から試してみよう。
既に端末に保存してあるmp3ファイルの文字化け対処法
すでに保存したmp3なら、
文字化けを直せるソフトやアプリを使うのが簡単で確実な方法だ。
先ほども説明したように、タグといっても種類が色々あるから、
何がよくて何がダメだったのか、自分では判断できない場合もあるからね。
そんな時には、ソフトやアプリが役立つんだ。
では早速紹介しておこう。
PCで使えるフリーソフト:ID3Uni
見た感じはExcelみたいな画面で、ちょっと一瞬戸惑うかもしれないね。
このソフトは、変換できる部分と、既に変換済みの部分とを、
セルを色分けして表示されるのが親切なソフトだ。
他には、音楽データ部のMD5生成機能というのがあって、
音楽データ部の破損を検知できるから、変換時の破損に対して安心だよね!
ソフトのフォルダに入っているCodepage.txtを編集すれば、
Windowsがサポートする他の言語もほぼ表示可能だ。
ただ、1つ難点なのが、アルバムアーティストのタグを入力できないこと。
アルバム単位で変換したい人には、次に紹介するソフトがお勧めだ。
PCで使えるフリーソフト:Mp3tag
こちらは、さきほどのID3Uniでは編集できなかったタグも、入力が可能なソフトだ。
しかしこれも一長一短があって、
ID3Uniは、どれが文字化けするファイルかが解りやすいのに対し、
このMp3tagは、どれが文字化けするファイルか確認できる表示方法ではないってことだ。
既に文字化けしていると解っているファイルを処理するとか、
自分で見つけられる、または、全ファイルを処理しちゃえばいいや。
という場合にお勧めできる。
Androidで使える無料アプリ:音楽タブ文字化け修復
このアプリは、
変換予定の曲とタグ変換後の表示が出てきて、
1つ1つタグ変換を試しながら確認ができるという、簡単で超便利なアプリだ。
変換したけどダメだったから他の変換にし直して・・・という手間が不要だから
凄く便利だね!
また、変換時にファイルが破損することを防ぐために安全モードもついていて、
安全モード設定すれば変換前の元ファイルはアプリのフォルダに保存され、
きちんと変換後に音楽が再生できるかチェックもできる。
ということは、このアプリを使えば、
文字化けの修復とファイルの破損確認をアプリ内で完結できてから保存できる。
一々、プレイヤーで再生して確認したり、ファイルの場所を開いて文字化けを確認、
という手間がかからないんだ。
僕的には、PCでも使えたら便利だなぁと思うおススメアプリだ。
まとめ
どうだったかな?
文字化けを修正して、ファイルも破損せずにできただろうか?
簡単にまとめておくと
- Unicode/日本語Shift-JIS、のように使用文字コードが違うことが原因
- ID3タグを編集することがお勧め。
- ID3タグにも種類が色々あるため、ソフトやアプリを使う方が間違いない
ということだ。
少々難しく思えるID3タグだけど、
理解できれば今後、自分の作品に様々な情報を入れることが出来て、
市販の音楽ファイルみたいにすることが出来るね!