YouTubeで違法なアップロードをすると、
悪質な場合は、アカウント停止どころか、逮捕されることもある。
一方で、違法ダウンロードをした場合は、
それがバレて逮捕される可能性があるのだろうか?
ダウンロードに関しては、色々解釈が難しい部分もあるよね。
そこで今回は、YouTubeで違法ダウンロードがバレて捕まる可能性があるか…
ということについて解説していくよ!
YouTubeで動画や音楽をダウンロードするのは違法?
簡単にいうと、YouTubeでの動画や音楽のダウンロードについて、
以下の二つの行為は違法にならない。
- 違法にアップロードされた有償著作物である動画・音楽だと知らずに
ダウンロードすること - メールで送られてきた違法動画・音楽データを自分のパソコンに保存すること
言い換えれば、有償著作物を
違法にアップロードや配信されていると知りながらダウンロードすると違法行為となる。
※有償著作物とは、公衆に提供される著作物のことで、例えば、
CDやDVDとして販売されている作品・有料でネット配信されている作品など。
メールで送られたものに関してだけど、これは限られた相手に送る行為であり、
違法ダウンロードでいうダウンロードとは、
アクセスしたコンテンツを、自動で受信して行うダウンロードの事だ。
だからメールの場合でも、誰でも登録できるメルマガの自動返信なんかで、
家庭内その他これに準ずる限られた範囲を超えてメールを送った場合に、
違法音楽・動画のメールへの添付は、原則として違法となりうる。
有償著作物であると、刑事罰に問われることにもなるんだ。
もし違法ダウンロードに該当する行為をした場合
この場合、刑事罰は親告罪(第 123 条)とされていて、
権利者からの告訴がなければ公訴を提起できないことになっている。
ちなみに、刑事罰となった場合は
2 年以下の懲役もしくは、200万円以下の罰金に処され、
又はこれを併科することとされているんだ。
親告罪というのはかなり面倒な手続きで、
告訴のためには、違法ダウンロードについて個別に具体的な証拠が必要になるんだ。
これが厄介なことなんだよね。
というのも、ダウンロード先の情報を把握することは、
現時点では法律的・人道的に難しいからだ。
「誰かに違法ダウンロードされているはずだ」では、告訴できない。
中国じゃあるまいし、国民の全ての通信を監視することなんてできないからね。
ただし、有償著作物を大量に、継続的にアップロードするなど、
悪質な違法アップロード者の摘発に伴って警察が捜査に乗り出した場合は、
違法ダウンロード者についても警察から情報提供される可能性もあるんだよ。
だから、ダウンロードをしただけで、
違法ダウンロードがバレて逮捕される可能性はというと、
現時点ではほぼゼロと言えるだろう。
でも、Twitterやfacebook、ブログなどで、
「○○の有料動画、無料でダウンロードしたったwww」のように、
ダウンロードしたことを自分から全世界に公表するようなバカッターめいたことしたら、
訴えられて、逮捕される可能性は十分に考えられるけどね…
まとめ
YouTubeで動画や音楽をダウンロードする行為は、
著作権法という法律に違反するわけではないんだ。
また、違法ダウンロードをした場合でも、
そのダウンロードしたコンテンツをあくまで私的利用するだけの場合、
ダウンロードした事実がバレる可能性はゼロに等しい。
だからといって、違法ダウンロードをしていいってことじゃない。
違法アップロードされたコンテンツと解っているなら、ダウンロードはしてはいけない。
知らずにダウンロードしちゃったということも避けるためにも、
怪しい動画のダウンロードは避けつつも、
違法アップロード動画かどうか見極める力もつけるようにしよう。
参考:YouTubeで違法アップ動画かどうか判別する2つの方法
違法なアップロードとダウンロードのせいで、
作者たちが動画や音楽を配信してくれなくなったら嫌だよね?
これからもネットでの動画や音楽再生を楽しみたいなら、
違法アップ動画を見たり、ダウンロードするようなことで
著作権侵害を助長しないように気を付けなきゃいけないね!