YouTubeで動画を見てると、どれくらいのデータ通信量が発生するのか?
通信量制限があるモバイル通信では気になるところだよね!
画質によってどれくらいの違いがあるの?
1時間YouTubeを見たらどれくらいの通信量になる?
そんな疑問を検証によって解説していくよ。
目次
YouTube動画のデータ通信量を測る前に
今回はこのような環境で計測をしてみた。
計測に使ったアプリ。
まず、動画のデータ通信量を測るのに、今回はアプリを使ってみたよ。
通信量・通信速度モニター – Google Play の Android アプリ
こういったアプリは色々あって、機能もさほど拘らなければ使えるアプリは多い。
何にどれくらいのデータがかかったのかが解ると、
ネットワーク通信やアプリの使用管理にも繋がるから使ってみるのもオススメだ。
YouTube動画を見る環境
視聴デバイスは、Andoroidスマホで3G/LTEのモバイル通信。
さて、データの計測結果については、
まず以下のような事を念頭に置いておく必要があるよ。
- 動画に挿入してある広告バナーやアノテーションカード、字幕などによって
通信量は変動する。 - 動画の画質以外にも、動画再生時間によって勿論通信料は変動する。
- 利用するのデータ通信端末、利用環境によっても通信量は変動する。
それでは早速計測だ!
動画データ通信量計測:その1
今回まず検証するのは、YouTubeログイン後の人気動画(急上昇動画)に
一番上に表示されていた動画にしてみた。
- 動画は、5秒でスキップできる広告が挿入されているので5秒でスキップ
- 動画再生時間は04:07
- 動画の最後にチャンネル登録のカードやリンクがある
こういった条件の動画で検証してみるよ。
- HQ360p画質での通信量は25.2MB
- HD720p画質での通信量は52.5MB
この動画での結果だけを見ると、画質が倍になると通信量も倍になっていることがわかる。
もし、この動画と同じ条件の動画を1時間視聴した場合は、単純に計算すると
360p画質なら378MB、720pなら787.5MB
ということになるね。
では、動画の再生時間の長いもので検証してみよう。
動画データ通信量計測:その2
次は、さきほどの検証動画より倍以上長い動画で検証だ!
The 100 Most Beautiful Faces of 2015 – YouTube
- 広告は無し
- 動画再生時間は10:45
- 動画中にアノテーションカードなども無し
では早速計測結果だ。
- HQ360p画質での通信量は21.5MB
- HD720p画質での通信量は92.2MB
この動画と同じ条件の動画を1時間視聴した場合は
360p画質の動画で129MB、720p画質では553.2MB
ということになる。
HD720p画質では、さすがに倍近い数値が出たけれども、
HQ360p画質の結果を見ると、検証1の、4分の動画より少ない数値になっているね?
どういうことだろうか?
YouTube動画の通信量測定結果を軽く読み解く
4分の動画では、360p画質で25.2MB、
720p画質で52.5MB。
10分の動画では、360p画質で21.5MB ,
720p画質で92.2MB。
まず最初の動画では、YouTubeアプリの起動時に読み込むデータが大きかったと思われる。
再生リストや検索リスト、おすすめ動画の表示など、
動画再生以外に読み込むデータ分が含まれているんだね。
次に視聴した10分の動画は、すでに表示されているリストの中から選択しているから、
動画を検索したりリストを新たに表示することも必要なかった。
あとは広告の有無も若干影響していると思われるよね!
まとめ
今回の通信量計測で得た結果はどうだったかな?
通信量の目安になっただろうか?
まとめると以下のように検証できたということになる。
- 広告が無い動画やアノテーションカードがない動画のほうが通信量が少ない
- YouTubeアプリを起動して最初に表示される様々なリストの動画も
読み込みにデータ通信量を必要とする。 - 高画質にするとデータ使用量は跳ね上がる。再生時間が長いと特に
動画によって通信量はバラつきがあるから一概に単純計算通りにはならないけれども、
5分前後の動画を標準画質で見れば、10~20MBは確実に通信量がかかるし、
高画質にすれば50MBはかかってしまうというのが、おおよその目安だね。
7GB制限というと余裕があるように思えるかもしれないけれども、
標準画質で5分動画を見たら、15MBの通信量がかかると計算すると、
約38時間動画を再生したら、7GBに到達してしまうということだ。
動画以外のアプリ使用と合わせ、動画もかなり視聴する人は
月半ばで7GBに達してしまうことがあるっていうのも、頷ける話だね。
YouTube動画をたっぷり楽しみたい人は、
制限が厳しい3G・LTE回線ではなく、
WiFi接続や、通信量節約アプリなどを使うことをオススメするよ。